比較！ QUADRO VS VOYAGE

GSCI Quadro G vs AGM Voyage TB75-640

GSCI Quadro G

AGM VOYAGE TB75-640

これら２機種はデジタルナイトビジョンとサーマルビジョンを融合したフュージョンタイプのナイトビジョンです。

Fusion （フュージョン）画像融合とは

2つの異なる映像技術を統合し、それぞれの長所を生かすことで、暗闇や過酷な環境でもより高精度な視界を提供する次世代型の暗視装置です。

🔍 基本構成と技術

1. デジタルナイトビジョン（Digital Night Vision）

• 仕組み：微弱な光（星明かり、月明かり、赤外線照明など）をデジタルセンサーで増幅し、可視画像として表示。

• 特長：

  • 高解像度カラー表示（低照度時）

  • 昼夜両用が可能

  • 映像記録やズームなどのデジタル処理に対応

2. サーマルビジョン（Thermal Vision / 熱画像）

• 仕組み：物体が発する赤外線（熱）を検出し、温度差に基づいた映像を生成。

• 特長：

  • 完全な暗闇や煙、霧の中でも使用可能

  • 生物や車両の熱を感知しやすい

  • 光源が不要なので秘匿性が高い

フュージョン方式の仕組み

「フュージョン」とは、上記の2種類の映像をリアルタイムで合成することを意味します。以下のような合成方式があります：

• 重ね合わせ表示（Overlay）：デジタルナイトビジョン映像に熱情報を重ねて表示

• ピクチャー・イン・ピクチャー（PIP）：画面の一部にサーマル映像を小窓表示

• 融合表示（True Fusion）：両方のデータを統合して、より視認性の高い画像を生成

利点と用途

✅ 利点

• 両技術の弱点を補完（たとえば、光がない場所でも熱で検知）

• 人や動物、物体の識別精度が大幅に向上

• 昼夜問わず、あらゆる環境で安定した視界を提供

🛠️ 主な用途

• 軍事・警察・特殊部隊の作戦支援

• セキュリティ・監視用途（夜間警備、施設監視）

• 狩猟やアウトドア活動（ナイトハンティングなど）

• 災害救助や山岳遭難の捜索活動

GSCI Quadro G vs AGM Voyage TB75-640

​GSCIの「QUADRO」シリーズとAGMの「Voyage」シリーズは、どちらもデジタルナイトビジョンとサーマルビジョンを融合したフュージョンタイプのナイトビジョン装置ですが、設計思想や機能にいくつかの違いがあります。以下に主な違いを比較してみます。

🔍 製品概要の比較

🎯 主な違いと選択のポイント

✅ GSCI QUADRO-G の特長

• 軽量・コンパクト：​約600gと軽量で、ヘルメットマウントに適しています。

• 堅牢な設計：​-40℃～+50℃の広い動作温度範囲とIP67の防水性能を備え、過酷な環境下での使用に適しています。

• オプションの拡張性：​GPSやレーザー距離計など、必要に応じて機能を追加できます。

✅ AGM Voyage TB75-640 の特長

• 高解像度の可視光センサー：​2560×1440のCMOSセンサーにより、鮮明な映像を提供します。

• 多機能統合：​GPS、レーザー距離計、Wi-Fi、64GBの内蔵メモリなど、多くの機能が標準搭載されています。

• 長時間のバッテリー駆動：​最大8時間の連続使用が可能で、外部電源にも対応しています。​

🧭 まとめ

• GSCI QUADRO-G：​軽量で堅牢な設計が求められる軍事や特殊部隊向けの用途に適しています。

• AGM Voyage TB75-640：​高解像度の映像と多機能性を重視する監視や捜索活動に適しています。

リンク

GSCI QUADRO-G

AGM Voyage TB75-640